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2014年10月16日 セミナーを行いました。


10月16日にボカロPとして活躍するアンメルツP氏と研究会代表でデジタルハリウッド大学院客員教授の髙木が、対談形式で「ボカロPの活動から見る権利と契約」と題してセミナーを開催しました。

アンメルツP氏はオリジナルの音楽づくりをする一方、ボカロの楽しさを広める活動もしています。
また同人活動において、権利関係についてのリスクがあることも知ってほしいと言われています。
今回のセミナーでも実際にボカロの分野で起きたトラブル事例を紹介し、その行為がどのような規定に違反をしたのかを検討しました。


また動画投稿サイトの利用規約を例に、投稿された動画についてサービス提供者事業者がどのような利用ができるかを検討しました。
実際に読んでみると『事業者は投稿された動画を自由に利用できる』ということはなんとなく分かるものの、具体的な権利関係について曖昧に思われるところもありました。


ボカロの特徴的なお話として、ボカロの音楽づくりは従来の音楽づくりから考えると同じなのか違うのか、という点があげられました。
ボカロにおける調声とギター演奏とは同じようにとらえることができるのかどうか?
ビジネス的にも非常に重要になってくる点だと思います。

普段、何気なくやっていることが法律的には曖昧であるようなこともあります。
当研究会としては利用規約に関する研究のほか、ボカロに関連する法律関係についても音楽づくりをしている方だけではなく、イラストで関わっている方など広くボカロに関わっている方々と一緒に研究していきたいと考えています。